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今回は「Peachで22時過ぎに成田空港へ到着し、終電に間に合うのか」を検証したので、その様子をお届けします。
22時過ぎにPeachで成田空港到着!
出発のギリギリまで旅先を満喫したい、でも翌日は朝から仕事… そんな時は旅の計画段階から終電の時間を気にしなければなりません。
Peachの運航スケジュール(2022年)を確認すると、北海道・新千歳空港からは21時前に、沖縄・那覇空港からは20時前に成田行きの便があります。
つまり、北海道や沖縄へ旅行に行く際にPeachを利用すると、飛行機代を節約して夕食にご当地グルメを楽しめるお金も時間も生まれるのです。
しかし、どちらの便も成田空港に到着するのは22時過ぎ。成田空港から東京都心までは60km以上離れています。終電を逃してタクシーを使ったり、空港近くのホテルに泊まってしまっては、飛行機代を節約した意味が無くなります。
以前は深夜帯にも成田空港と東京駅を結ぶバスがありましたが、コロナ以降は運行されていません。Peachが到着する成田空港第1ターミナルから都内へ向かう最終バスは、23時30分発の東京駅行き。なお、深夜割増が適用されるため通常の倍の運賃(2,600円)がかかる上に、先着順のため、満席で乗ることが出来ない可能性もあります。
成田空港に乗り入れている鉄道は3路線あり、それぞれの最終電車をまとめるとこの通り。鉄道で東京都内まで向かう場合、23時08分発の成田スカイアクセス線が最終電車ということになります。
検証:新千歳空港発成田行 最終電車に間に合うのか
新千歳空港からのPeach最終便が成田空港に到着するのは22時45分。この便を利用した場合、東京都内まで帰ることは出来るのか、実際に検証してみました。
2022年8月21日、この日は日曜日。翌日から出社して仕事があるにも関わらず、私は20時前の時点でまだ北海道にいるという状況です。なお、終電に間に合わなかったら、会社へ直行出来るように、念のためスーツは持参しています。
座席指定をしていなかったため、運悪く後方座席に割り当てられてしまいました。成田空港到着後は、前方座席の人から順番に飛行機を降りることが出来ます。窓側ではなく通路側座席だったのが不幸中の幸いと言えるでしょう。
しかしなんと、使用機材の到着遅れにより出発が10分遅れることに。つまり成田空港到着は23時前。この時点で成田空港から東京都内まで帰るための手段は、成田スカイアクセス線かバスしか無くなってしまいました。
機内はほぼ満席の状態。これは到着後も飛行機から降りるまでに時間がかかりそうです。乗客が多いと諸々の確認にも時間がかかるため、出発がさらに遅れる可能性もありましたが、この時は乗客と手際のいいCAさんの連携により、搭乗から離陸までスムーズに進みました。
離陸から約1時間、22時12分に仙台上空を通過。
そこから約30分で成田空港までやって来ました。
この写真を撮影したのは22時49分。飛行機が完全に停止し、前方座席の方から飛行機を降り始めました。皆さん終電が迫っているはずですが、機内は想像以上に落ち着いた雰囲気です。空港の近くに泊まる方が多いのでしょうか。
Peachで成田空港に到着すると、飛行機を降りてからターミナルまではバスでの移動となります。そのためバスを降りてからが勝負。改札まで迷いなく、一直線に突き進まなければなりません。
シートベルト着用サインが消えてから約10分で改札に到着。これで格安航空の「安さ」の価値を最大化したまま東京都内に帰ることが出来ます。
私の他にも数名、息を切らしてこの電車に乗ってくる人がいました。しかし、本当にギリギリだったので、終電に間に合うかどうかは運の要素が強いように感じます。ターミナルから遠い場所に飛行機が止まり、バスの乗車時間が長くなったり、預け手荷物の受け取りがある場合は絶対に間に合いません。
24時前、京成高砂駅(葛飾区)に到着しました。さらにここから、日本橋方面を経由する泉岳寺行きに乗り換えることも出来ます。
事例:那覇空港発成田行 最終電車に乗り遅れた
もし成田空港到着後、東京方面の最終電車・バスに乗り遅れた場合はどうなるのでしょうか。
2022年10月16日、那覇空港にやって来ました。この日は日曜日で、やはり翌朝は出社しなければなりません。しかし、私が乗る成田行きの最終便は25分遅れ。最終電車に乗ることが出来るか際どい状況です。
今回もまた家に帰ることが出来なくなった場合に備えて、スーツは持参していました。
結局、那覇空港の離陸はさらに遅れ、成田空港で飛行機を降りることが出来たのは23時25分。東京都内まで行く電車はなく、最終バスもあと5分で出発してしまうという状況ですが、「どうしよう…」というような会話も聞こえず、皆さん焦っている様子はありません。
23時半を過ぎてしまい、この日はもう公共交通機関で東京都内まで帰ることは出来なくなりました。ここでタクシーを使ったり、空港近くのホテルに泊まってしまったら、格安航空を利用した意味がありません。
今回は那覇空港の時点で、東京都内まで帰ることは難しそうだと分かったので、千葉駅近くのカプセルホテルを予約していました。しかし、千葉行きの最終電車にもギリギリの時間になるのは想定外です。
0時半前、千葉駅に到着。総武線各駅停車をはじめ、この時間に千葉駅を発車する電車はもうありません。
15分ほど歩いて、この日の宿「カプセルホテル ザ・イン」に到着。1泊のお値段は2,780円。翌朝はここから職場へ直行しました。スーツを持参していてよかったです。
なお、JRの最終電車・千葉行きにも乗り遅れていたら、京成の最終電車・宗吾参道行きに乗車し、途中の「公津の杜駅」で下車。駅から20分ほど歩いた場所にある快活クラブを利用するつもりでした。
また、成田空港で一晩を明かし、翌朝5時41分発の成田スカイアクセス線に乗車すると、7時過ぎには東京駅に着きますが、シャワーを浴びることは出来ません。
■ 参考:成田空港で野宿してみた
新サービス アーリーフライトチェンジ
2022年6月中旬から、予定より早く空港に着いた場合、カウンターで2,000円を支払うと、早い便へ変更することが出来る「アーリーフライトチェンジ」というPeachの新サービスが登場しました。
例えば、19時45分発の最終便を予約していても、当日空席がある場合、空港で2,000円を支払えば11時50分の便に乗ることが出来るというサービスです。
この日私が予約をしていたのは、新千歳空港を21時に出発する成田行きの便でしたが、16時には空港へ着いてしまいました。私が乗る便の前に2本、東京・成田行きがあったので、アーリーフライトチェンジをしてみることに。
Peachのホームページで空き状況を確認すると、19時20分発は残り1席。カウンターでチェンジ希望を申し出ましたが、どうやらこの1席の扱いは「非常用(予備)」で、アーリーフライトチェンジに使うことは出来ないとのこと。それならば次の狙いは残り7席の20時15分発。
アーリーフライトチェンジの受付が始まるのは、出発時刻の90分前。しかし、その受付が始まる前に、20時15分発も残り1席となってしまいました。意外と直前購入が多いようで、あまり期待しないほうがいいのかもしれません。そしてこのサービスは2022年12月に終了となりました。
結論、成田空港の到着が22時を過ぎるPeachを利用する場合、東京都内まで帰ることが出来るかどうかは運要素が強そうです。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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