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今回は「沖縄の高速船 タクマ3 ジンベエ・マリン」に乗ってきたので、その様子をお届けします。
高速船で那覇から本部へ
沖縄本島のメインストリート、那覇市・国際通りにやって来ました。
沖縄一とも言える観光地のお昼前ですが、車も人もほとんどいません。この日は那覇から沖縄本島北部、美ら海水族館がある本部町まで高速船で移動します。
船は国際通りから2kmほど歩いた場所にある「泊大橋」の下から出ており、乗船券もこの近くの建物で購入します。離島行きの船が出るターミナル・とまりんではないので、注意が必要です。
こちらが今回乗船する第一交通産業株式会社(運営は子会社の第一マリンサービス)のタクマ3 ジンベエ・マリン。船体にはジンベイザメのイラストが描かれています。
2019年4月13日に北谷と恩納を経由する航路で就航しましたが、1年経たずにコロナ禍が始まったため、その存在はまだまだ知られていません。またこの時は、北谷・恩納を経由する便は休止しており、那覇と本部を往復する直行便のみが運航していました。
■ 参考:2022年 名護寄港便が就航
さらに当時の運賃は3,000円でしたが、2022年7月からは1,000円、事前にアプリで乗船券を購入すると500円と、かなりお得になっています。もちろんこれは那覇から沖縄北部へ移動する最も安い交通手段です。
■ 参考:高速バス YKB888よりも安い
タクマ3 ジンベエ・マリン乗船!
乗船は船の2階から。自転車を停めておくスペースも用意されているので、沖縄北部を自転車で巡る時にも、この船が便利です。
こちらが船内。定員は180名ですが、この便の乗客は私1人だけ。きっと乗客ゼロで運航されていることもあると思われます。
この船の名前にもなっている「タクマ」がいました。「タクシー」のタク、「住宅」のタクなど、タクさんのお仕事で活躍出来るようにという願いが名前の由来になっているそうです。
15時に那覇を出港し、本部町・渡久地港に到着するのは16時15分。約75分の船旅が始まります。
船内モニターには、「那覇」「宮古島」「石垣島」「南大東」が並ぶ沖縄でしか見られない天気予報が映っています。
かと思ったら、沖縄音楽のBGMとともに、おじさまたちの写真が連続で流れてきました。こちらは乗務員さんの紹介映像です(笑)
船酔いと闘う!揺れる高速船
那覇港に接岸するRKK(琉球海運)の船の横を通過すると、高速船タクマ3 ジンベエ・マリンはいよいよ外洋へと出ます。
案の定、船が大きく揺れ始めました。航行中はデッキの外に出ることは出来ず、シートベルトをして座席に座っておく必要があります。
救命胴衣を着た人の絵。パッと見同じ人が描かれた絵ですが、股の部分にある「しわの線」が、なぜか微妙に異なっていることを発見し、少し得した気分になりました。
船の速度は時速50kmオーバー。八重山諸島の高速船にも匹敵するなかなかのスピードで、東シナ海を爆走し沖縄本島を北上します。
船に乗る前、スタッフの方に「今日は揺れますけど、体調大丈夫ですか」と聞かれて、私は無意識で「楽しみです」と答えてしまいました。本当に揺れる船は、アトラクションのようなので船酔いを感じる暇がありません。
この辺は本島中部のリゾートホテルでしょうか。高速船は鹿児島航路のフェリーよりも本島に近い場所を航行しますが、それでも船は揺れます。北風の影響を受ける冬は、欠航していることも多いです。
船内ではWi-Fiも繋がっていました。
しかし、ここで画面を見るのは命取り。一瞬で酔います。最初はアトラクション感覚で楽しんでいましたが、30分以上も続くとさすがに疲れてきて、私も若干船酔い気味に。
こちらは別の時に乗船したタクマ3 ジンベエ・マリンの動画ですが、なかなかの揺れ具合。船に慣れていない人も多かったようで、序盤は船が動揺する度に「おぉ~」という歓声が上がっていました(後半は皆さんやられて静かになる)。
路線バスに乗り換えて美ら海水族館へ
船酔いの気配を感じてからは目をつぶり、目が覚めると本部半島の手前まで来ていました。今回私は酔い止めを飲んでいませんでしたが、揺れることが多いようなので、不安な人は酔い止め必須です。
鹿児島航路や伊江島行きのフェリーが利用する本部港を通過。
高速船が入港するのは本部町・渡久地港です。
沖縄本島と瀬底島を繋ぐ「瀬底大橋」の下も通過。
そして定刻通り、タクマ3 ジンベエ・マリンは渡久地港に到着しました。ここからは水納島へ渡る船も出ていますが、本部港に比べて周囲は閑散としています。
路線バスのバス停は少し歩いた場所にある「谷茶」が最寄りです。谷茶から美ら海水族館までは、200円で行くことが出来ます。
5分ほど遅れてやって来たバスに乗車。このまま美ら海水族館へ向かいました。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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