北海道の絶景 オロロンラインを行く!路線バスで旭川ー留萌ー羽幌港へ|2025 旅行記7

北海道

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今回は「2025年 公共交通機関で行く 北海道の旅」その7をお届けします。

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バスで旭川から留萌へ

2025年8月12日、この日は旭川駅からスタート。路線バスで羽幌港へと移動し、この日の目的地は天売島です。

まずは8時00分発、沿岸バス(道北バス共同運行)の留萌旭川線で留萌へ。高速バスタイプの車両ですが、運行形態は路線バス扱いで、予約はできず、座席も先着順となります。

支払いにはクレジットカードのタッチ決済も可能です。旭川駅から留萌までの所要時間は約2時間。運賃は2,000円です。

今回は0歳の我が子を連れての旅なので、ベビーカーは手荷物として預けて乗車。出発の30分前から並んで待っていたおかげで、特等席をゲットすることができました。

バスが走るのは旭川と結ぶ国道233号線。このうち旭川-深川間は国道12号との重複区間となってます。

旭川駅を出発して約1時間、深川駅に到着しました。なお、北海道&東日本パスを持っていたので、旭川駅から深川駅までは函館本線で移動し、深川駅からこのバスに乗ったほうが多少安上がりです。

ただ、バスがどれくらい混雑するか、座席を確保できるかが事前に分からなかったため、確実に座れる旭川駅からバスを利用したのでした。

前日に続き、再び北竜町へ。日本最大級のひまわり畑があるこの町は、まさにひまわり一色。沿道に咲く花も、もちろんひまわりです。

こちらの茂みは恐らく留萌本線の廃線跡。かつては国道233号線と並んで、深川ー留萌ー増毛を結ぶ鉄道が走っていましたが、2026年に全線で廃止されました。

国土地理院の地図を見ると、留萌は西側に日本海が広がり、ほか三方を山に囲まれた、まるで陸の孤島のような地形であることが分かります。国道233号線が通るのは、留萌川によって形成された川沿いの低地。鉄道がなくなったことで、現在はこの国道233号線が留萌と内陸方面を結ぶ唯一の交通路となっています。

留萌市街地へ

そんな陸の孤島・留萌が栄えた背景にあるのは、にしん漁、そして炭鉱開発でした。明治から昭和初期にかけてはにしん漁の拠点として、その後は留萌炭田から運び出された石炭の積み出し港として、大きな役割を担ってきた港町です。

留萌のマンホール

現在は産業構造が変わり、町の経済の中心は第三次産業へとシフト。一方で、人口減少と高齢化のスピードは道内でも屈指の水準で進んでいます。

10時過ぎ、バスは定刻通り「留萌駅前2のりば」に到着。ここで羽幌方面に向かうバスに乗り換えです。

こちらが留萌駅。駅と言いながらもここに来る鉄道はもうありません。最盛期は4路線(国鉄留萌本線・羽幌線・留萌鉄道・天塩炭鉱鉄道)が乗り入れる鉄道の要所でした。

2023年3月に廃止されてから、駅舎は廃墟として残り、中に入ることは出来ません。

北海道の絶景 オロロンラインを行く

駅のそばにあるローソンでトイレ休憩などを済ませて、再び「留萌駅前2のりば」のバス停へ。

バス停には、いわゆる「萌え」系のキャラクターが描かれていました。地名の「留萌」と「萌え」をかけて、市が観光戦略として打ち出しているのかと思いきや、こちらは沿岸バスの「萌えっ子」というオリジナルキャラクターで、同社の名物ブランドとのこと。

10時40分発、沿岸バスの「幌延深地層研究センター前」に乗車。羽幌町にある「本社ターミナル」まで、約1時間半のバスの旅です。

座ることはできましたが、車内は思っていたよりも混雑しています。このバスの始発は「留萌市立病院」。乗っている方の大半が年配の方なので、ちょうど通院を終えた帰り道ということなのでしょう。

バスは留萌から日本海沿岸を北上するルートへ。走るのは留萌市ー小平町ー苫前町ー羽幌町ー初山別村ー遠別町ー天塩町ー幌延町ー豊富町ー稚内市を結ぶ国道232号、通称「日本海オロロンライン」です。

留萌市街地を抜けると、車内も空いてきたので、景色がよく見える席へと移動。オロロンラインは北海道を代表する絶景ルートとして、ライダーやサイクリストの間でも有名な道です。今回はバスの車窓から、その景色をじっくり味わうことにします。

海の向こうに見えるのは天売島でしょうか、それとも焼尻島でしょうか。ちなみに、オロロンラインの「オロロン」は、天売島に生息する海鳥の一種・ウミガラスの別名「オロロン鳥」が由来です。

オロロンラインに並行する形で、かつてはこのルートを国鉄羽幌線が走っていました。留萌駅から幌延駅までを日本海沿いに結ぶ全長141.1kmの路線で、もともとは羽幌町の炭鉱から運び出される石炭や、沿岸で水揚げされるにしんを運ぶために敷かれた鉄道です。

しかし炭鉱の閉山とにしん漁の不振、モータリゼーションの進展等により、1987年3月末に全線が廃止されました。今もこの国道沿いには、トンネルや橋梁といった羽幌線時代の遺構が、点々と残されています。

そんな車窓を眺めながら、私が聞いていたのは、お気に入りの音楽ではなく、バスの車内に流れるラジオ車内でラジオが流れる路線バス自体、最近ではあまり見かけない、ちょっと珍しい光景です。

羽幌港フェリーターミナルに到着

12時、羽幌町の「羽幌ターミナル」に到着しました。

国鉄羽幌線の羽幌駅跡に1987年12月に開業したバス停です。なお、羽幌港へ行く場合、この次の「本社ターミナル」が最寄りのバス停となります。

羽幌ターミナルから2分で本社ターミナルに到着。ここでバスを降りて、歩いて港へ行く前に、目の前にあるコープで食料を調達。今回は天売島の宿に1泊2日(素泊まり)で滞在します。

■参考:札幌ー羽幌の高速バスもある

北海道 天売島・焼尻島の旅!高速はぼろ号で札幌から羽幌フェリーターミナルへ|2022 旅行記1
土日休みで北海道の有人島「天売島」「焼尻島」へ。札幌から高速はぼろ号に乗車。今回は船が出る羽幌フェリーターミナルまではバスで移動した様子をお届けします。8時に札幌を出発し、羽幌町の「本社ターミナル」に到着するのは11時12分。このバスを利用すると、11時40分発の高速船に乗船することが出来ます。

こちらは本社ターミナルにあった天売島・焼尻島のガイドマップ。よく見ると……

天気:所要時間90分】とは一体?年季の入った看板なので、誰かが気付いているはずですが、そのまま放置されているのでしょう。

それはさておき、14時のフェリーに乗るため、羽幌港へと移動します。本社ターミナルから羽幌港までは約1km。14時の船に限って連絡バス(200円)もありますが、節約のために歩きます。

羽幌港にやって来ると、びっくりするほど海が茶色くなっていました。これが赤潮です。水中に生存しているプランクトンが異常に増殖することで、海水がこのように変色します。

13時30分、島へ渡る船が出る羽幌港フェリーターミナルに到着。

赤潮は漁業に悪影響を及ぼしますが、フェリーや高速船の運航は問題ありません。この日は全便運航。予定通り天売島へ渡ることが出来そうです。

■参考:フェリーも高速船も欠航したときの話

天売島・焼尻島へ渡る船が欠航!翌日も高速船が欠航!揺れる?フェリーに乗船|2022 旅行記2
北海道の天売島・焼尻島へ渡るため、羽幌フェリーターミナルへやって来ました。天気が悪く、羽幌沿海フェリーの高速船とフェリーが欠航になってしまいました。この日は羽幌遊歩ユースホステルに1泊。翌日も高速船は欠航していましたが、フェリー・おろろん2は出ていたので、焼尻島へ渡ることに。果たしてどれほど揺れるでしょうか。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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