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今回は「2025年 公共交通機関で行く 北海道の旅」その15をお届けします。
★前回の記事は こちら ★
礼文島をバスツアーで観光する
2025年8月16日、北海道礼文島にある桃岩荘ユースホステルに2泊3日で滞在しています。

爆音の「石狩挽歌」で叩き起こされ、この日の分の宿泊費を支払い、ラジオ体操をして、チェックアウトする人たちのお見送り。

この日の午前中は、宗谷バスが運行する定期観光バス「夢の浮島礼文めぐり」に参加することに。一通り朝のルーティンを終えたら、食堂でパパっと朝食を済ませ、歩いて香深港へ。

乗車するのはこちらの赤い2階建てバス。朝一番のフェリー(6時30分稚内発・8時25分礼文島着)に接続する形で、8時40分に香深港を出発します。礼文島の観光名所を巡って12時半には香深港へ戻ってくるので、日帰り観光にもぴったりのコースです。
■参考:日帰りで冬の礼文島へ


前日に発車オーライネットで申し込み&支払いを済ませて、料金は大人1名3,600円。座席は自由席で先着順。この日は満席で、私たちの到着が出発ぎりぎりだったこともあり、夫婦別々の席になりました。また、我が子は私の膝の上で過ごすことに。

2階の座席はこんな感じ。バスガイドさんは1階にいますが、マイクを通してガイドさんの解説は2階にもしっかり流れてきます。
澄海岬
バスが最初に向かうのは、島の北西部にある澄海(すかい)岬。
バスは島の東海岸を北上していきます。礼文島は南北約30km、東西約8kmの細長い島。中央にそびえる最高峰の礼文岳(490m)を除けば、南部と中部の標高はおおむね200〜300mの丘陵地です。なお、島を一周する道路はないので、帰りも同じ道を通ります。

9時10分、澄海岬に到着。駐車場からはバスガイドさんを先頭に、大勢で移動します。歩きながら解説もしてくれるのですが、隊列の後ろの方までは声が届かず、何を話しているのかは流石に聞き取れず。

岬まではこの階段を登った先に…

展望台があります。桃岩荘にハマった人の中には、男の子が生まれたら「澄海」という名前を付ける人もいるとか(女の子だったらもちろん「桃」)。

こちらが正面(西側)の景色。日本海の青海原が広がります。

左(南)側に見えるのは、ニシウエントマリ港。その周辺に広がるのが「西上泊」という集落です。集落の詳しい成り立ちは分かりませんが、1893年には礼文小学校船泊分校上泊分教場が開設されており、明治期にはすでに一定の規模の暮らしが営まれていたと考えられます。おそらく、漁業を営む人たちが少しずつ定住して形づくられた集落なのでしょう。

右(北)側は入り江のようになっています。この辺りの海は「レブンブルー」と称されるそうですが、この日はあいにくの曇り空で、本来の色を楽しむことは出来ず。

澄海岬には20分ほど滞在。駐車場には観光客向けの売店もありました。
礼文島最北端・スコトン岬
続いて向かうのは、礼文島最北端の地・スコトン岬。
スコトン岬も路線バスで行くことは可能で、島内を路線バスを駆使して巡ることもできます。ただ、効率的に礼文島の見どころを回れるのは、定期観光バスならではのメリット。路線バスの1日フリーパスは3,000円なので、定期観光バスとの差はわずか600円しかありません。

礼文島最北端の地・スコトン岬に到着。晴れた日にはサハリンも見えるそうですが、この日は見えず。

岬の駐車場には「最北限のトイレ」の看板が掲げられたトイレがありました。日本の最北端は北方領土の択捉島、日本本土の最北端は宗谷岬。スコトン岬の緯度は北緯45度27分51秒で、宗谷岬(北緯45度31分22秒)より南にあるため、「最北端」ではなく「最北限」という呼び方になっています。
■参考:日本最北端の地・宗谷岬へ


そして、スコトン岬の北側にも島が見えています。こちらは「海驢島(とどじま)」。スコトン岬の沖約1kmに浮かぶ、面積0.21㎢の島です。

20世紀の初頭から1980年代にかけては、コンブやウニの漁期にあたる夏場に漁業者が居住していたそうですが、現在は無人となっています。
■参考:1

この果ての地に、なんと民宿がありました。あとでホームページを見てみると、そもそもホームページがしっかりしていて、施設も綺麗で、Wi-Fiも繋がるとのこと。いつか泊まってみたい宿です。

スコトン岬にある売店「島の人 礼文島本店」も、民宿スコトン岬を運営する株式会社レブニーズが手がけています。お土産の品揃えは充実していて、ここでしか買えない限定商品もありました。

とど肉の缶詰も、ここでしか買えない商品のひとつ。「海のギャング」による漁業被害を防ぐため、特別にトドの駆除が認められており、駆除されたトドを食用に加工したものが、この缶詰というわけです。
桃台猫台展望台と北のカナリアパーク
スコトン岬にも20分ほど滞在し、時刻は10時半を過ぎました。
続いての観光スポットは、桃岩荘の手前にある「桃台猫台展望台」。来た道を折り返し、島の南へと移動します。

その途中で、バスガイドさんがアザラシを発見し、車内に共有してくれました。こういうのもまた、バスツアーのいいところです。
■参考:稚内・抜海港でアザラシを見る


右手に見えているのは久種湖(くしゅこ)。礼文島にある唯一の湖で、日本最北の湖でもあります。

11時10分、桃台猫台展望台に到着しました。ここは桃岩荘のすぐ近くにある展望台。しばしの写真タイムを楽しんだあと、次の目的地へ向かいます。
最後の観光スポットは、礼文島南部にある「北のカナリアパーク」。ここへ向かう途中で香深港を経由するので、そこで途中下車することもできます。とはいえ、この日は下車する人は誰もいませんでした。

北のカナリアパークは、2012年公開の映画『北のカナリアたち』(吉永小百合主演)のメインロケ地で、撮影用の校舎「麗端小学校岬分校」がそのまま保存・公開されています。
■参考:与那国島旅行記


校舎に入ると、吉永さんと子供たちのパネルがお出迎え。見学は無料でできます。

私自身は映画を観たことがありませんが、それでも十分に雰囲気を楽しめました。校舎に足を踏み入れると、本当にこの場所に学校があったかのような、そんな錯覚を覚えます。

駐車場にはカフェもあります。バスツアー以外の観光客も多く、礼文島で最も人気のある観光スポットのひとつと言えるかもしれません。与那国島で言うところの「Dr.コトー診療所」のような存在です。

「北のカナリアパーク前」というバス停もありますが、停車するのは夏季限定の1日1便のみ。帰りのバスはないので、帰り道は近くの集落まで500mほど歩く必要があります。

他のスポットと同様、北のカナリアパークにも20分ほど滞在しツアーは終了。時間通り12時30分に香深港へ戻って来ました。

香深港から歩いて桃岩荘へ。午前中よりも雲は厚くなり、海にも白波が立ち、これから天気が悪くなりそうな感じがします。

14時半、無事桃岩荘に帰って来ました。夜のミーティングまではのんびりと過ごします。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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この日の午前中は、宗谷バスの定期観光バス「夢の浮島礼文めぐり」に参加。赤い2階建てバスで礼文島の観光名所(澄海港・スコトン岬・桃台猫台・北のカナリアパーク)を巡ります。路線バスでも巡れますが、効率よく見どころを回れるのは定期観光バスならではのメリット。実際に参加した様子をご紹介します。


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