全駅紹介!石北本線の普通列車で網走駅から旭川駅へ 所要時間5時間|2025 旅行記6

北海道

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今回は「2025年 公共交通機関で行く 北海道の旅」その6をお届けします。

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石北本線の普通列車で網走駅から旭川駅へ

2026年8月10日の12時、釧路駅から釧網本線を乗り通し、網走駅に到着しました。この日の目的地は旭川駅。北海道&東日本パスを利用し、引き続き普通列車で移動します。

網走駅からは12時19分発の石北本線「遠軽行」に乗車。旭川駅に到着するのは17時12分の予定です。

■参考:冬の石北本線を乗り通す

石北本線 普通列車で旭川から網走へ!鉄道開業の歴史とカボチャ団体の陳情|2020 旅行記10
旭川駅を9時19分に発車する普通列車「上川行」に乗車。この日の目的地は石北本線の終点・網走駅です。北海道の鉄道は開拓や軍事、資源の運搬が目的で建設された場合がほとんどですが、石北本線は「地域からの要請(カボチャ団体の陳情)」ということで、他の路線と事情が少々異なるのです。今回は石北本線開業までの歴史をまとめました。

網走駅を出ると右手に見えるのは網走湖。網走市街の南西に位置する周囲42kmの湖で、道内一のワカサギ産地として知られています。

石北本線は「JR北海道単独では維持することが困難な線区」のひとつ。鉄道建設の経緯については、以前もご紹介したので、今回は2025年時点での全駅をご紹介していきます

最初の駅は呼人駅(網走市)。網走駅ー野付牛駅(現在の北見駅)が開通してから11年後の1923年に開業した駅です。

呼人駅の次は女満別駅(大空町)。駅舎には女満別図書館が併設されています。図書館がある駅は珍しいと思いましたが、これから通る丸瀬布駅と生田原駅も図書館併設の駅で、全国的にも何か所あるそうです。

西女満別駅(大空町)は1946年に開業した駅。距離的には女満別空港の最寄り駅ですが、歩いて30分かかることもあってか、1日の平均利用者(2017年~2021年)は6.8人のみ。空港のホームページにも、西女満別駅からのアクセス方法は紹介されていません。

12時48分、美幌駅(美幌町)に到着。網走駅ー野付牛駅(現在の北見駅)間が開通した1912年に開業した駅で、網走駅・旭川駅を除いた1日の平均利用者(2017年~2021年)は、石北本線の中で北見駅に次ぐ多さとなっています。

一方で、次の緋牛内駅は1日の平均利用者(2017年~2021年)が3人しかいません。駅が開業したのは1912年。この駅から石北本線は北見市へと入ります。

北見周辺は道内でも農業が盛んな地域で、特に玉ねぎは日本一の生産量です。車窓にも畑の景色が広がります。

端野駅も1912年開業の駅。元々は端野町でしたが、2006年の合併によって北見市となっています。なお、この合併によって、北見市は全国で4番目に面積が大きい市区町村となりました。

次の愛し野駅(北見市)が開業したのは1986年。近くに北見商業高校があるので、そこへ通う学生のための駅なのでしょう。

Wikipediaによると、柏陽駅(北見市)は「高架駅としては日本最北端かつ最東端に位置する駅」だそうです。1957年に開業し、1992年に高架化されました。

網走駅を出発してから約1時間、オホーツク圏の拠点ともいえる北見駅に到着しました。北見市の人口は約10万6千人、駅の1日平均乗車人員も500人を超えています。一方、この駅に乗り入れている鉄道は、現在では石北本線だけ。今後も、石北本線は北見へのアクセス路線として、当分は廃止される心配のない路線なのでしょう。

2025年時点 全駅紹介

網走駅から北見駅までは、1両編成の列車がまさかの大混雑で座ることが出来ず。やはり北見駅で多くの方が降り、座ることが出来ました。

無加川と常呂川の合流地点に広がる北見盆地。そこに築かれたのが北見市街地です。北見駅を出ると石北本線は無加川に寄り添うように、上流の留辺蘂方面へと進んでいきます。

北見駅の次は西北見駅(北見市)。愛し野駅と同じ1986年に開業した駅です。

続いての東相内駅(北見市)は、野付牛駅(現在の北見駅)ー留辺蘂駅間が開通した1912年に開業した駅。北見市街地はこの辺りまでです。

相内駅(北見市)が開業したのも1912年。

13時46分、留辺蘂駅(北見市)に到着。2023年にJR北海道の留萌駅が廃止されたことで、日本で唯一の「る」から始まる鉄道駅となっています。

西留辺蘂駅(北見市)は、留辺蘂高校に通う学生のため、2000年に開業した石北本線の中で最も新しい駅です。

緋牛内駅から西留辺蘂駅まで合計10駅が北見市となっています。西留辺蘂駅を出ると列車は右に大きくカーブし進路を北へ。遠軽方面へと向かっていきます。

西留辺蘂駅から約20分かけて生田原駅(遠軽町)に到着。1914年に開業した駅で、現在はオホーツク圏を舞台とした文学作品や関係資料が展示されたオホーツク文学館と図書館が併設されています。

安国駅(遠軽町)は1914年に「下生田原駅」として開業。その後、上川から北見峠を越えて遠軽へと至る新線(現在の石北本線)が建設されることになった際、名寄本線(当時の湧別線)との分岐駅をどこに置くかをめぐって、遠軽地区と安国地区の権力者が私財を投じての誘致合戦を繰り広げたそうです。

■参考:1

遠軽駅に到着

結果として両者互いに破産状態に陥ったと言われています。最終的に分岐駅は遠軽駅に決まり、その経緯もあって石北本線の列車は今もこの駅で進行方向を変えるスイッチバック運用が続いています。

所要時間は5時間

私が乗ってきた列車は14時25分に遠軽駅へ到着。14時38分発の「旭川行」に乗り換えます。

瀬戸瀬駅(遠軽町)は1927年に開業した駅。1日の平均利用者(2017年~2021年)は1.2人と、石北本線の中で最も少ない数字です。近くに小さな集落もありますが、廃止されるのは時間の問題でしょう。

心地よい電車の揺れに寝落ち。丸瀬布駅(遠軽町)を出発したタイミングで目覚め、かろうじて駅舎の写真を撮ることができました。1927年に開業した駅で、2000年からは図書室や児童室が入る「丸瀬布生涯学習館」を併設した駅舎に建て替えられています。

上川駅にて

しかし、丸瀬布駅から白滝駅の駅間が長い。再び寝落ちし、いつの間にか白滝駅の次の上川駅に到着してしまいました。丸瀬布駅ー白滝駅ー上川駅間の駅間距離と所要時間は以下の通り。

  • 丸瀬布駅ー白滝駅:駅間距離19.7km/所要時間19分
  • 白滝駅ー上川駅:駅間距離37.3km/所要時間39分

上川駅ー白滝駅間は日本の在来線で最長駅間となっています。

上川駅の次の停車駅は安足間駅(愛別町)。1923年に開業した駅で、1日平均乗車人員(2017〜2021年度の5年平均)はわずか2.8人と、瀬戸瀬駅に次いで石北本線で2番目に少ない数字となっています。

16時19分、中愛別駅(愛別町)に到着。1923年に開業した駅です。

そしてこちらが愛別駅(愛別町)。開業は1922年。北見峠を越えた上川駅から、石北本線は石狩川&国道39号線と並んで走っています。

伊香牛駅(当麻町)は1922年に開業した駅。旭川がある「上川盆地」の東端に位置しており、このあたりで山の景色は終わり。市街地へと入っていきます。

当麻駅(当麻町)も1922年に開業した駅。旭川駅まではあと30分で到着します。

列車は桜岡駅から旭川市に入ります。この駅もまた1922年に開業した駅です。市街地に入るにつれて駅間も短くなるので、ここからはサクサクといきます。

東旭川駅(1922年開業)。

南永山駅(1986年開業)。大きな駅ではありませんが、新しい駅ということもあり1日の平均利用者(2017年~2021年)は156.8人で、新旭川駅ー遠軽駅間で最も多くなっています。

そしてこちらが、石北本線の起点「新旭川駅」。1922年、宗谷本線と石北本線の駅として同時に開業した、両線の分岐点です。私が乗っている列車はこのまま宗谷本線に乗り入れ、旭川駅まで直通します。

■参考:宗谷本線の旅

廃止になる?宗谷本線開業の歴史~旭川発稚内行き 1日1本の普通列車に乗車|2020 旅行記6
JR北海道は2021年春のダイヤ改正で、18駅を廃止することを発表。うち12駅が宗谷本線の駅でした。自治体に管理が移行する駅も増えています。旭川に旧陸軍第7師団が置かれたのと同じ年、北海道鉄道敷設法が公布・施行され、稚内と旭川を結ぶ「宗谷本線」の建設は決まりました。今回は普通列車に乗り、その歴史を辿ります。

続いては旭川四条駅(1957年開業)。

網走駅を出発してから約5時間、17時12分に旭川駅へ到着しました。この日の移動はこれで終了です。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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