レンタサイクル島を走る!島のシンボル・念頭平松を見学|2019 伊平屋島旅行記 その5

伊平屋島旅行記

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今回は「伊平屋島旅行記」その5をお届けします。

★前回の記事★

伊平屋島のシンボル「念頭平松」へ

9時出港の船で伊平屋島を出る予定でしたが、乗り遅れたので、次の13時の船までになりました。

そこで、レンタサイクルを借りて、島の北部を巡ることに。

こちらは、港の目の前にあるお店ですが、船の出入港前後しか開いていないようで、電話をしてみると、すぐに担当の方が来てくれました。

ギア付の自転車で、料金は1時間300円。

船が出港する時間まで借りたい」と伝えたところ、2時間分600円で貸していただけました

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目指すのは「念頭平松」。

パンフレットには「伊平屋を代表する観光名所」と書かれています。

港からの距離は約5kmなので、30分程度で行くことが出来ます。

自転車で伊平屋島を走る

ということで、自転車の旅スタート

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こちらは、島で唯一の中学校。小学校もすぐ近くにあります。

そして、島の学校の近くに設置されているものといえば…

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島で唯一の信号機です。

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この通り、車や人はほとんど通りません。

小さな島の信号機は、交通整理のためではなく、子供たちの教育のために設置されています。

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まえどまりスーパー

小さな離島にある、こうした商店の特徴には、以下の4点があります。

  • 薄暗い
  • 独特のにおい
  • 値札がない
  • 工具系も売っている

島旅好きの人は共感出来るはずです。まえどまりスーパーもそんな感じでした。

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集落を抜けて、のどかな景色の中を走ります。

田んぼの景色 ~米と沖縄~

こちらの写真は、歩道の柵の向こうに、さとうきびが広がる景色を撮ったもの。

こちらの写真は、上の写真と同じように見えますが、よく見ると、さとうきびではなく田んぼ

まっすぐ伸びる道の、片方はさとうきび、もう片方では、米の栽培が行われているのです。

伊平屋島では、温暖な気候を生かして、米の二期作が行われており、ひとめぼれちゅらひかりという品種が収穫されます。

日本で米の二期作が行われているのは沖縄だけ

沖縄のお米は「日本一早い新米」として、6月に流通し始めますが、米の収穫量は、47都道府県で東京都に次ぐ少なさとなっています。

ここで少々、沖縄と米栽培についてのお話を。

こちらの写真は、沖縄本島南部・南城市に今もある、沖縄で最初に作られたという水田です。

『沖縄の畑=サトウキビ畑』のイメージが普及していますが、戦前の沖縄では、稲作も広く行われていました。

戦後の焼け野原からスタートする際 、米を収穫するためにはまず、田んぼの整備が必要でした。

一方サトウキビは、沖縄の土壌で、ある意味「勝手に育つ」もの。

1950年中頃から、砂糖の値段が上がり、かつGHQ統治下の沖縄では、海外からの安価なお米が輸入されていました。

こうした状況で、稲作ではなく、さとうきび栽培が広まったのです。

山と川と田んぼ、そして少々の家々。

沖縄ではなく、内地の田舎にいるような気分になります。

こうした景色が見られるのは、地形や文化的な背景よりも、「米栽培が行われているから」と言えるでしょう。

畜産も盛ん

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歩道にドンと置かれた牧草ロール

牧草ロールは、北海道でよく見られるイメージがありますが、実は沖縄でも、あちこちに置かれています。

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黒毛和種がいました。

伊平屋島で生まれ育った牛は、「おきなわ和牛」というブランド牛になって出荷されます。

沖縄の離島では、他にも、八重山諸島にある「黒島」が『人よりも牛が多い島』として有名です。

★参考:黒島旅行記★

伊平屋島のシンボル・念頭平松

念頭平松」に到着しました。

樹齢およそ280年とも言われるリュウキュウマツで、高さ8m、最長幅28m、幹の太さ4.5mにもなります。

長年、沖縄の激しい台風にも耐えて、ここまで成長し続けてきたと考えると凄いです。

念頭平松の周囲は柵で囲まれており、その周囲をぐるっと1周することが出来ます。

2016年には、国の天然記念物に指定され、伊平屋島のパンフレットの表紙にもなっています。

伊平屋島のシンボルとも言えるでしょう。

やはり、多くの人が訪れるのか、とてもきれいなお手洗いがあります。

ちなみに、入場料はかからず、いつでも手軽に見学することが出来ます

念頭平松を見た後も、まだ時間的に余裕があったので、ここからさらに島の北へ、北端にある「久葉山」を目指すことにしました。

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今回はここまで。 本日もありがとうございました。

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