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今回は「2017年 九州・沖縄の島を巡る旅」旅行記その6をお届けします。
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1日遅れ フェリーだいとう乗船
2017年11月27日、17時に那覇・泊港を出港するフェリーだいとうに乗船し、沖縄・大東島(南大東島・北大東島)へ向かいます。
沖縄本島から大東島までは約400km。宮古島よりも遠い場所にあります。船での所要時間は約15時間、往復の運賃は11,010円です(2023年5月現在)。
ちなみに、こちらはフェリーだいとうの船内にあった沖縄の離島航路を示したパネル。ここに書かれている宮古・石垣までの航路は2008年に廃止となっているため、沖縄本島から宮古島・石垣島へは、現在は飛行機でしか行くことが出来ません。
南大東島・北大東島にも那覇空港からの飛行機があります。片道だけで1万円以上かかりますが、所要時間は約1時間10分なので、大東島へのアクセス手段は飛行機が一般的です。船よりも飛行機が一般的となっている理由はもうひとつあります。
フェリーだいとうは、基本的に6日に1便と運航頻度が少ないうえに、出港延期や欠航が非常に多いのです。私も出港延期や欠航に備えて、1日だけ旅の予備日を設けていました。
■ 参考:フェリーだいとうは欠航しやすい?
フェリーだいとうの乗船には、予め電話か窓口での予約が必要です。それに加えて、乗船券は乗船当日の15時までに、泊港のそばにある大東海運事務所で購入しなければなりません。
私が那覇へ到着したのは1月26日のお昼過ぎ。乗船券は事前に電話予約済みです。大東海運事務所へ向かうと、なんとその窓口で「フェリーの出港が1日延期になった」ことを告げられました(笑)
そんなわけで11月26日は那覇に1泊。27日は日中に久高島へ上陸し、1日遅れで夕方のフェリーだいとうへ乗船することになったのです。
那覇出港!15時間の船旅へ
乗船しました。定員は55名とそれほど大きな船ではなく、上位等級船室やレストラン・売店はありません。
一方で座席は全員に寝台が割り当てられ、布団や枕はもちろん、コンセントも付いています。船内で一晩を過ごしますが、シャワーは無いので注意が必要です。
17時、フェリーだいとうは那覇・泊港を出港しました。夕食と翌朝の朝食は事前にコンビニで調達済み。ちなみ船内は「飲酒禁止」です。
フェリーだいとうには「北先行」と「南先行」という2つの運行形態があります。今回の便は北先行なので、まずは翌朝8時に北大東島へ寄港。私は南大東島までの乗船です。
旅客だけでなく、島への物資を供給する役割も果たしている船なので、私が乗った時にはトラックが積まれていました。
こちらは別の時に撮影した写真ですが、ヘリコプターを運んでいることもあります。空を飛ぶはずのヘリコプターが船に積まれているというのは、なかなかレアな光景です。
また、別の時には大きなタンクを積んでいることもありました。
船は沖縄本島沿岸を南下。西の水平線に太陽が沈みました。これから向かう大東島は沖縄最東端なので、沖縄県内で最も早く太陽が昇る場所です。
夕陽が沈んでからは、自分のベッドで寝たり起きたりを繰り返していました。船もそこまで揺れなかった気がします。
翌朝、7時前に水平線から太陽が出てきました。そして、太陽の横に見えているのが北大東島。定刻より1時間早い入港となりました。
私が下船する南大東島と北大東島の間の距離は約10km、残り約1時間の船旅です。
北大東島と南大東島の間にも飛行機が飛んでおり、その所要時間約5分!日本最短の航路です。
クレーンに吊るされて大東島上陸
大東島旅行にフェリーだいとうで行く醍醐味は、島への接岸・上陸方法にあります。
船は港の岸壁に横付けされるのが一般的ですが、大東島では岸壁から少し離れた場所に船が係留されます。
貨物の積み下ろしに使用されるのがクレーン車です。人はどのように乗下船するのかというと…
このコンテナに乗って…
クレーンに吊るされるのです。ジェットコースターのようなスリルはなく、意外とあっさりしたものですが、知る人ぞ知る大東島の観光ポイントとなっています。
★クレーンで吊るされる様子 動画編★
フェリーだいとうは南大東島到着後、しばらく停泊し、夕方に北大東島へ向かいます。私もその船に乗って北大東島へ渡るので、南大東島での滞在時間は約6時間です。
まずは港のそばにある窓口へ向かい、事前に予約していた北大東島行きの乗船券をゲット。窓口には常に人がいるわけではなさそうなので、下船直後がおすすめです。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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