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今回は「2025年 沖縄本島 1日ドライブ旅」の様子をお届けします。
沖縄北部 1日ドライブ旅
2025年12月29日の朝8時、ゆいレール・小禄駅のそばにある「オキナワレンタカー那覇店」でレンタカーを借りました。この日は1日かけて、沖縄本島の北部をドライブで旅します。

こちらが今回借りた車。

前日に予約をしたにも関わらず、チャイルドシートや補償費も含めて4,300円という破格のの料金でした。コロナ直後はレンタカー不足が課題となっていましたが、今ではすっかり解消されたようです。
■参考:沖縄のレンタカー問題について

最初の目的地は「道の駅 おおぎみ」。高速道路は使わずに、国道58号線を北上していきます。

こちらは途中で立ち寄ったローソンで購入したもの。沖縄県産の紅芋を使った郷土料理「うむくじ天ぷら」と「スパムフライ」です。コンビニでこうしたご当地グルメに出会えるのも、した道で旅をする楽しみのひとつでしょう。

那覇を出発してから約2時間半、沖縄本島北部・大宜味村にある「道の駅おおぎみ」に到着しました。
■参考:路線バスで道の駅おおぎみへ

やんばる国立公園のビジターセンター
沖縄本島の北部に広がるのが「やんばる国立公園」です。道の駅おおぎみには、やんばる国立公園のビジターセンターが設置されています。

「やんばる(山原)」とは、「山々が連なり、森が広がる地域」を意味する言葉。その名のとおり、国頭村・大宜味村・東村の3村にまたがる一帯には、国内最大級の亜熱帯照葉樹林が深々と茂り、固有種の宝庫となっています。2016年、日本で33番目の国立公園に指定され、2021年には世界自然遺産にも登録されました。
■参考:沖縄本島最北端・辺戸岬へ


そして、ここで国立公園之印をゲット。この印をゲットするために、大宜味村までやって来たのでした。

大宜味村といえば「長寿の村」として知られています。1993年、村の老人クラブ連合会が『長寿の村日本一』を宣言。当時この宣言は、90歳以上の割合や百歳長寿率といった、いくつかの長寿データを根拠にしていたそうです

もっとも、それはあくまで30年以上前の話。例えば、2020年の国勢調査によると、大宜味村の75歳以上の割合は、沖縄県内では渡名喜村・粟国村に次ぐ3番目。依然として高齢者は多いものの、「日本一」であるのかは不明です。

やんばるの農作物が並ぶ直売所も見学。

大宜味村はシークワーサーの生産量が日本一。シークワーサーだけでなく、「カーブチ―」「タルガヨー」「オートー」といった、みかんの栽培も行われているそうです。
■参考:国頭村にある道の駅へ

無料で楽しめる!シークワーサーパーク
続いてやって来たのは、道の駅おおぎみから車で5分ほどの場所にあるシークワーサーパークです。

中に入ってまず出迎えてくれるのが、名物「夢の蛇口」。

この蛇口から出てくるのはシークワーサージュースです。無料で飲み放題となっています。「沖縄初のシークワーサーのテーマパーク」と紹介されていますが、アトラクションがあったり、シークワーサー畑があったりするわけではありません。

施設の中心は、シークワーサーの加工品がずらりと並ぶお土産コーナー。ジャムの食べ比べなど、試食もありました。また、併設のカフェ&レストランで、ひと休みすることもできます。ただ、シークワーサーの果実そのものは売っていませんでした。
■参考:大宜味村でシークワーサー狩りを体験


工場見学では、シークワーサーが搾られていく工程を、ガラス越しに眺められます。ただし、シークワーサーの収穫期は9月から11月ごろ。この日はあいにく稼働していませんでした。

ちなみに、シークワーサージュースが出る無料の蛇口は、那覇空港のそばにある「ヨナーズ」というお店にもあります。シークワーサーパークは、近くを通ったときに立ち寄るのが、ちょうどいいくらいの施設です。
■参考:シークワーサージュースの蛇口があるヨナーズへ

雨でも楽しめる!パイナップルパークへ
時刻は12時半を過ぎました。19時には車を返却するので、那覇市内の渋滞も考慮すると、16時には北部(名護市)を出発したいところ。

途中、名護市内のイオンで昼食を済ませ、ナゴパイナップルパークにやって来ました。シークワーサーのテーマパークの次は、パイナップルのテーマパークです。

入園券は、当日の朝にパークの公式サイトで購入。パインソフト付きのWeb限定セット券が、10%オフの1,690円でした。入園料は割高だという口コミも見かけますが、園内はそこそこ広いので、妥当かなという気もします。

駐車場からパークの入口までは、パイナップル畑のなかを走る「パイナップルトレイン」で移動します。園内には、食用・観賞用あわせて約120種類ものパイナップルがあるそうです。

赤土の更地に置かれた「パイナップルの天敵イノシシ」という看板とイノシシの像。この手づくり感が、なんともいい味を出しています。施設自体は、正直なところチープな感じがしますが、とにかく広いので、小さな子ども連れにいい場所です。

そして、このパークを語るうえで欠かせないのが、公式テーマソング「パッパ パイナップル!」。入口で順番を待つ間も、延々とループで聴かされることになります。2025年1月1日に公開された新しい公式ミュージックビデオは、1年半ほどで再生回数150万回を突破(2026年8月時点)。

コメント欄には「洗脳される」といった声がずらりと並んでいます。そして、「ジャングリアより絶対にこっち!」というコメントに、公式がハートマークを付けているのが、何とも興味深いです。

ここからは自動運転カート「パイナップル号」に乗車。パーク内は「カートエリア」「散策エリア」「ショップエリア」を順に巡るようになっています。

いわゆる、スーパーで売っているような「普通のパイナップル」の収穫時期は夏。そのため、ジャングルのなかを進んでいっても、南国風の植物とパイナップルの葉っぱばかりで、肝心の果実はほとんど見当たりません。

また、観賞用のパイナップルは、言われなければ、それがパイナップルだとはまず気付かないような姿をしています。同じパイナップルをテーマにした施設でも、ハワイの「ドールプランテーション」のような雰囲気とは、だいぶテイストが異なるといえるでしょう。収穫体験などはありません。
■参考:沖縄でパイナップル狩りを体験


カートを降りたら、ここからは歩いての散策です。それにしても、すごい混雑ぶり。天気の変わりやすい沖縄で、雨でも楽しめるのも、これだけ人が集まる理由のひとつなのでしょう。
■参考:沖縄の天気について


ジャングル(植物園)の中では、沖縄県の蝶「オオゴマダラ」が舞っていました。白地に黒のまだら模様が美しい、日本最大級のチョウです。

そして、この蝶の特徴と言えば、金メッキを施したような黄金色のサナギ。ちなみに、幼虫のうちに毒を持つ植物「ホウライカガミ」を食べて育つため、成虫になっても体内に毒を宿しており、鳥などの天敵に食べられにくいのだそう。

こちらはパイナップルを使ったメニューがずらり。園内のレストラン「パームツリー」には、パイナップル食べ放題のメニューもあります。ただ、昔はカットされたパイナップルが山積みにされ、無料で食べ放題だった時代もあったそうです。

おみくじがありました。結ばれたおみくじを見るかぎり、とくにパークオリジナルの内容というわけでもなさそうです。ここにおみくじがある理由は全く分かりません。

そばにあるのは、神秘の力を宿すという「パインの泉」。案内板によると、沖縄の守り神シーサーが最も力を発揮するのが、この泉のある場所なのだとか。世界が困難な時代、シーサーはこの泉から〈黄金のパイナップル〉を生み出し、それを食べた人々は健康と繁栄を取り戻したと紹介されています。

こうしたツッコミどころも含めて、家族連れやグループでわいわい楽しむのが、この施設の正しい楽しみ方なのでしょう。大人がひとり旅で回るには、少し賑やかすぎるかもしれません。本物のパイナップル畑の風景を味わいたいなら、むしろ東村など、やんばるや本部半島の一帯をドライブするほうが、沖縄らしさを感じられるかもしれません。
■参考:沖縄のパイナップル畑へ


園内には、恐竜まで登場します。やんばるの森から迷い込んだお腹を空かせた恐竜たちが、パイナップルの魔法にかけられて生まれたのが、新キャラクターの「パイなそー」。「パイナップル」と「ダイナソー(恐竜)」を掛け合わせた名前で、いかにもこのパークらしい、なんでもありの世界観です。なお、沖縄に恐竜がいた歴史はありません。
そして、この恐竜たちもまた「パッパ パイナップル!」を歌っているのでした。どこまでもこの曲から逃れられないのが、このパークなのです。さらに、一度聴くと頭から離れない中毒性のあるメロディで、「洗脳ソング」としても知られています。

お土産コーナーに到着。ここまでの雰囲気とは一転して、ずいぶんとお洒落な空間です。パイナップルの加工品やグッズは豊富にそろっていますが、収穫シーズンではないためか、果実そのものは売っていませんでした。

続いては、パイナップルゲートを通過。このエリアでは、資料や展示を通して、パイナップルについてのあれこれを学ぶことができます。

展示のなかには、創業当時の写真もありました。ナゴパイナップルパークの始まりは、1979年にオープンした「名護パイン園」です。当時は、沖縄県産のパイナップルを売るだけの、こぢんまりとした小屋だったそう。

その小さな販売所が、パイナップルに特化したテーマパークとして生まれ変わったのが、1992年のこと。今でも国産パイナップルのほとんどは沖縄県産です。
■参考:沖縄の農作物が抱える課題


園内には、日本で初めてパイナップルワインを造り、今も国内唯一とされる「名護パイナップルワイナリー」も併設されています。沖縄県産のパイナップルをぜいたくに搾り、ワインを醸造しているのだそう。

最後にパイナップルソフトをゲット。2時間ほど滞在し、しっかりパイナップルパークを楽しむことができましたが、最後まで本物の果実を見ることはありませんでした。
■参考:パイナップルパークを観光

この日は1日かけて、沖縄本島の北部をドライブで旅します。まずはやんばる国立公園のビジターセンターがある「道の駅おおぎみ」へ。続いては、無料でシークワーサージュースが飲める「シークワーサーパーク」へ。最後は雨でも楽しめる観光スポット「ナゴパイナップルパーク」へと向かいました。
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