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今回は【2019年 渡名喜島旅行記】その5をお届けします。
★前回の記事★
時刻は13時半。船の出港まで残り2時間です。
渡名喜島の集落
日帰りの4時間半で、渡名喜島を1周する予定でしたが、あがり浜でタイムアップ。
フクギ並木で有名な集落を散策しながら、港へ戻ります。

「沖縄の原風景」で有名な竹富島は、すっかり観光地になっていますが、渡名喜島はまだまだ観光客が少ないです。
素朴な沖縄の原風景が、ここにあります。

ここは観光用に作られた場所ではなく、生活の場であることを忘れてはいけません。
細い道ですが、車の往来もあります。
一方で、水牛車が来ることはありません。

また、路上駐車ならぬ、「路上駐船」もあります(笑)
集落に今も残る沖縄文化
渡名喜島の集落は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。

渡名喜村役場のホームページを見ると、島は沖縄戦の空襲も逃れています。
沖縄各地で赤瓦の古民家が登場するのは、住宅の規制が緩和された1889年以降なので、100年以上前からの景色が、渡名喜島には今も残されていると言えるでしょう。
なお、古民家の多くはリノベされていて、赤瓦も綺麗になっています。

大和食品。
現在は営業していないと思われますが、こちらは明治開国時代ならではの、「ハイカラ」な雰囲気を感じさせる建物です。

こちらの家は、海抜0mよりも低い場所にあります。
地面が自然の壁となり、風が防げるとのことで、洪水よりも風が大変である様子が伺えます。

全ての家には、「屋号」が見えるように設置されていますが、沖縄方言なので、かなりクセが強い名前が多いです(笑)

渡名喜島のフクギは屋敷林だけでなく、防潮林、暴風、防火、建築材としても利用されています。

石敢當も年季が入って、なかなか味があります。
夜はこの道がライトアップされ、幻想的な雰囲気を楽しむことが出来ます。

ただの石ころのように見えますが、こちらは「チキシ」といい、悪魔除けに使われていたそうです。
島のおばぁと話してみた

落ち葉掃きをしているおばぁがいました。

少し話を聞いてみると、集落の若い方々(と言っても、60代くらい)が、交代で落ち葉掃きをしているそうです。
渡名喜島には「朝起き会」という、100年近く続く風習もあります。
島の子供たちが朝のラジオ体操の後、サンゴダストの道を綺麗に掃くそうで、平成18年には、AC公共広告機構のCMでも紹介されています。

おばぁと話していると、ネコもやってきました。

渡名喜島はネコの島と言えるほど、多くのネコたちが暮らしています。

船の時間が近づいてきたので、おばぁとも別れ、港へ向かいます。
さらば渡名喜島
乗船券は往復で購入していたので、船が来たらあとは乗るだけです。
久米島で折り返してきた、フェリー海邦がやってきました。

結構な数の人が乗船するようです。

定刻通り渡名喜島を出港しました。
これにて渡名喜島旅行記は終了!また夏に訪れて、今度は1泊してみたいなと思います。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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