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今回は「沖縄県豊見城市豊崎」を見学してきたので、その様子をお届けします。
沖縄の海を埋め立てた地へ
那覇空港から車で約15分の場所にある「道の駅豊崎(沖縄県豊見城市)」へやって来ました。
2008年にオープンした日本最西端の道の駅です。地元の特産品やローカルな沖縄お土産が並ぶ面白い施設ですが、今回ご紹介するのは道の駅ではありません。
■参考:道の駅豊崎を見学した時の様子
道の駅がある「豊崎」は、1997年以降の埋め立てによって作られた沖縄県内でも新しい地区です。沖縄本島と陸続きにはなっておらず、6つの橋で繋がっています。
今昔マップで1992年の地図と現在の地図と見比べると、確かに1992年の地図には豊崎が存在していないことが分かります。豊崎が誕生してから約20年。現在はどのように発展しているのかを現地調査してきました。
この海?に架かる橋を渡った先に見えているのが豊崎。国連海洋法条約によると、島は『自然に形成された陸地であって、水に囲まれ、高潮時においても水面上にあるもの』と定義されています。そのため、沖縄の海を埋め立てて造られた豊崎は「島」ではありません。
豊崎の周囲は約5km。沖縄本島との間には海水が流れ込み、川のようになっています。
そしてその海(川)にはマングローブが生えていました。
豊かな生態系を有するマングローブ林では、野鳥も多く見られるようで、豊崎の海(川)沿いにある遊歩道には「豊崎干潟の鳥たち」という看板も設置されています。
沖縄県豊見城市豊崎の人口増加
埋立地ということで、人口ゼロからスタートした豊崎。日本全国で「人口減少・高齢化」が問題となっていますが、人口が右肩上がりで増加しているのが豊崎の特徴です。
マンションが立ち並ぶだけでなく…
新しい一軒家が並ぶ住宅街もあります。恐らくこうした発展の背景にあるのは、那覇市街地と空港へのアクセス良さです。
産業分類は豊見城市全体や那覇市とそれほど大きな違いはありません。那覇に勤めていたり、県外への出張が多かったり、そしてそこそこお金を持っていたりする方々のベットタウンになっているのでしょう。
私が豊崎に滞在している間も、那覇空港を離陸する飛行機が次々と上空を通過していきましたが、音はそれほど気になりませんでした。
こちらは豊崎の人口ピラミッド。やはりお金を持っていそうな30代後半から40代と、その子供と思われる小中学生が多いようです。
2012年には、統廃合ではなく、全く新しく公立の豊崎小学校も開校。
こうした豊崎の勢いもあってか、豊見城市は年少人口(0歳~14歳)の割合が日本で最も高い市区となっています。
沖縄の経済発展に貢献していると思う
豊崎の東半分は住居エリアになっている一方で、西半分(海側)は商業エリアです。
特に印象的なのは車屋さんの多さ。近隣にファミリーが多く住んでいるかつ、沖縄が車社会であることによるものでしょうか。様々なメーカーの車屋さんが並んでいます。
免許センターもあります。先日私もここで免許を更新しました。
豊崎の住人が買い物などで訪れるのがTOMITON。飲食店やスーパー、ATMなど、さまざま商業施設と一緒に入っているのが…
オリオンビールの本社です。2020年5月に浦添市から移転されました。オリオンビールは2014年にTOMITONの土地と建物自体を約30億円で取得しています。
オリオンビールは豊崎に力を入れているようで、この橋を渡った先にある「豊崎美らSUNビーチ」も、2020年からは「オリオンECO美らSUNビーチ」という名前に改められました。
■ 参考:名護にあるオリオンビール工場を見学
オリオンビールと同様、豊崎の開発に力を入れている…というよりも、豊崎の開発はこれまで、大和ハウスグループを中心に進められてきました。豊崎にある日本最南端かつ最西端のアウトレットモール「あしびなー」の看板にも、Daiwa House Groupの文字が書かれています。
2020年にオープンしたショッピングモール・イーアス豊崎とDMMかりゆし水族館もまた、大和ハウスグループによって建設された商業施設。豊崎のマンション等も大和ハウスのものが多いです。
■ 参考:DMMかりゆし水族館に行ってきた
豊崎には「広い平らな土地(←沖縄では貴重)」を必要とする工場も多いです。こちらは沖縄で人気の「スッパイマン」というお菓子の製造工場。無料で工場見学を楽しむことも出来る観光スポットでもあります。
■ 参考:スッパイマンの工場見学に行ってきた
工場が多く、しかも港に近いため、県外からの貨物も集まり、沖縄本島の物流の拠点にもなりつつあるようです。
こちらは那覇バスと琉球バスの車庫。この時はたまたま、神奈川県を走る京浜急行の路線バスも置かれていました。これから塗装が塗り替えられ、沖縄を走ることになるのでしょう。
大型のバスがずらりと並ぶ景色は圧巻です。2022年には沖縄バスも豊崎に車庫を移しました。
また、各レンタカー会社の「那覇空港店」は、豊崎に車を置いている場合が多いです。沖縄を訪れる旅行者の約6割がレンタカーを利用すると言われており、2018年度の沖縄県のレンタカー登録台数は4万台を超えています。
「沖縄の海を埋め立てて作られた」というと、ネガティブなイメージを持たれがちですが、豊崎は沖縄の経済発展に間違いなく貢献していることが伺えました。今後課題となる、返還後の米軍基地の跡地利用のヒントにもなるはずです。
個人的おすすめスポット
豊崎で個人的におすすめのスポットはYONAR’s。
ここにはシークワーサージュースが出てくる蛇口(無料)があります。空港からも近いですが、観光客には全く知られていない穴場スポットです。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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