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今回は「2026年 久米島旅行記」その1をお届けします。
日帰り 飛行機で那覇から久米島へ
2026年1月2日の朝7時前、沖縄・那覇空港にやって来ました。今年最初の旅先は、那覇市の西方約100Kmの東シナ海に浮かぶ久米島です。

搭乗する飛行機は7時45分発のRAC871便。航空券は前日に購入し、料金は往復で25,670円でした。

那覇から久米島まではフェリーも出ていますが、この日の沖縄本島周辺は大しけ。波の高さは4mという予報が出ており、船が欠航することを見込んで、往復共に飛行機を利用することにしたのでした。
■参考:冬の沖縄が風が強い


那覇空港から久米島までは、こちらのプロペラ機でおよそ30分。1日6往復のうち1往復はジェット機が使用されており、ジェット機が飛ぶ航路としては国内最短です。また、夏季には東京・羽田空港からの直行便も就航しています。

フェリーの場合の所要時間は3時間半。もちろん料金はフェリーの方が安い(2026年8月は往復で6,560円)ですが、日帰りの場合は島での滞在時間が1時間半しかありません。さらに、2026年5月からは高速船(ジェットフォイル)も運航を開始しました。

予報通り、眼下の海は白波が立ち、荒れている様子が伺えます。どうやらこの海況でも、午前中のフェリーは運航されたようです(午後は欠航)。

8時15分、久米島空港に到着。空港にはお土産が充実しています。

また、恐らくこちらは島で唯一のゲームセンターでしょう。空港にゲーセンがあるのは珍しいです。

帰りの飛行機は16時45分発なので、島での滞在時間は8時間半。日帰りの島旅です。今回は歩いて久米島を1周してみることにしました。
久米島を歩いて1周する
ネットの記事では、久米島の1周は50km~60kmと紹介されていることが多いです。
ただ、この距離の根拠はいまいち分からず。8時間半という時間の制約と、私の体力を考慮し、1周約33kmの経路を辿ってみることにしました。

また、このルートなら、いざというときに町営バスも利用できます。他にレンタカーやレンタルバイク、レンタサイクルも揃っているので、島内の移動で困ることはなさそうです。

こちらは空港すぐそばの景色。東京からの直行便が飛んでいるとは思えない、のどかな景色が広がっています。車通りもほとんどありません。
ということで、まずは空港から2kmほどの場所にある「北原海岸の石切場跡」へ。
北原海岸の石切場跡
北原海岸の石切場跡は観光情報がほぼありません。私がGoogleMapを眺めていて、偶然発見したスポットです。

GoogleMapの案内に沿って、この道を進んでいきます。舗装はされていませんが、道は綺麗なので、定期的に人や車が通っているのでしょう。

そして、海辺の岩場に到着。

少し探してみると、それらしき跡がありました。思っていたよりも、スケールは小ぶり。かつては、ここで琉球石灰岩を切り出し、家の石塀などに使っていたそうです。
■参考:沖縄の古い集落が残る渡名喜島を散策


いつ頃まで使われていたのかなど、詳しいことは分かりませんが、島の昔の暮らしを今に伝える遺構のひとつなのでしょう。

戦後、コンクリートの普及や生活様式の変化とともに、石を切り出すこともなくなり、海から流れ着いたゴミが溜まっていました。
生産量日本一!車海老の養殖池
時刻は9時になりました。
続いては海沿いを歩いて、具志川城跡へと向かいます。

「久米島総合開発株式会社」と記された石碑がありました。こちらは久米島で不動産業やレンタカー業のほか、車海老の養殖を手がける会社です。久米島の車海老生産量は日本一となっています。

沖縄県から「車海老の拠点産地」にも認定されており、全国の生産量の1割以上を、この小さな島が占めているそうです。同社は6つの養殖池(総面積66,000㎡、東京ドームの約1.5倍)を持ち、年間50〜60tもの車海老を、養殖から加工、販売まで一貫して手がけています。

そして、久米島の車海老養殖を支えているのが「海洋深層水」です。深層水は年間を通じて水温が安定し、細菌が少なく栄養も豊富。久米島では、沖縄県の海洋深層水研究施設が、島の沖2.3km・水深612mの深海から汲み上げています。

久米島の深層水取水量は日本一。他にも深層水は。カキやサーモンの養殖などに活かされており、海ぶどうの養殖生産量も日本一となっています。
天気が悪い
それにしても天気が悪い。

雲の切れ間から青空は見えているものの、雨なのか波しぶきなのか、全身ずぶ濡れです。加えて、風がとても強く、本能的に恐怖も感じました。もちろん、この道を歩いている人は私以外に誰もいません。
■参考:真冬のオロロンラインを歩く


気象庁のデータによると、この日の久米島は最高気温が17.2℃。最低気温は12.2℃。早いペースで歩いていたので、寒さはありません。水平線の向こうには虹も出ていました。

こちらの港に打ち上げられた白い泡は、冬の日本海の風物詩として有名な「波の花」でしょうか。波の花は、海中の植物プランクトンや海藻といった有機物を多く含んだ海水が、荒波に激しくかき混ぜられ、石鹸のように泡立ったもの。

冬の日本海の風物詩として知られていますが、条件が揃えば沖縄でも見られるとは驚きです。

この泡はすぐには消えず、溜まった場所は茶色く染まっていて、正直、あまり綺麗とは言えない眺めでした。
史跡・具志川城跡を観光
9時35分、空港から約5km歩いた場所にある「具志川城跡」に到着しました。

個人的には久米島を代表する観光名所のひとつだと思いますが、久米島町や観光協会の公式サイトを見ても、このグスクはほとんど紹介されておらず、現地にも由緒を記した案内板は見当たりません。

そのため、正確な築城年代など、詳しいことは分からず。14〜15世紀ごろの陶磁器が出土していることから、15世紀初めにはこの島を治めていた按司の居城として、すでに形をなしていたと考えられています。
■参考:沖縄のグスクについて


興味深いのは、沖縄本島の南端、糸満市の喜屋武岬にも、まったく同じ「具志川城」という名のグスクがあること。糸満市のホームページによると、この久米島の具志川城の按司が、島内の争いに敗れて久米島を追われ、本島の喜屋武へと落ち延び、そこで「具志川城」を築いたそうです。
■参考:糸満市の喜屋武岬へ


東シナ海へと突き出た丘の上に築かれた城跡で、三方を断崖に囲まれた、見晴らしのいい場所に位置しています。

それほど広くはないものの、石灰岩と安山岩を積み上げた石垣は堂々としたもので、遺跡としての見応えは十分。1975年には、国の史跡にも指定されています。
時刻は10時になりました。続いて向かうのは「比屋定バンタ」です。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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