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今回は「2025年 公共交通機関で行く 北海道の旅」その19をお届けします。
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日帰り 旭川から電車とバスで大雪山国立公園・層雲峡へ
2025年8月19日の9時前、旭川駅にやって来ました。この日は大雪山国立公園にある峡谷「層雲峡」を日帰りで観光します。

層雲峡までの移動手段は電車とバス。まずは9時08分に旭川駅を出発する石北本線「上川行」に乗車。
■参考:石北本線乗車記


ちょうど1時間で終点の上川駅に到着。1両編成の列車ですが、車内はガラガラで、座ってここまで来ることが出来ました。

上川町は、日本で最も大きな山岳公園「大雪山国立公園」の北側の入口にあたる町。町内には大雪山系へ通じる登山口がいくつも点在し、玄関口として名高いのが層雲峡温泉です。

駅前にある「上川森のテラスバスタッチ」というバス停から、10時50分発「層雲峡行」のバスに乗車します。ちなみに、「上川森のテラスバスタッチ」は観光案内所を併設した、バスの待合所のことです。

層雲峡までの運賃は890円。支払いにはクレジットカードのタッチ決済が利用できました。

層雲峡温泉は北海道を代表する観光地のひとつ。コロナ禍以前には年間100万人を超える観光客が訪れていた名所ですが、このバスに乗っているのは私たちだけです。

旭川駅からちょうど30分、11時20分に層雲峡へ到着しました。層雲峡には2時間ほど滞在します。
雨の層雲峡温泉を観光

そもそも層雲峡とは、大雪山の北麓を流れる石狩川の上流に、柱状節理の断崖絶壁がおよそ24kmにわたって続く峡谷の総称。「ここが起点、ここが終点」といった行政上・地理上のはっきりした境界はありません。
そのため、層雲峡バスターミナルが峡谷全体のどのあたりに位置するのかは判然としませんが、周囲には温泉街が形づくられており、一般に「層雲峡を観光する」といえば、この一帯を指すのでしょう。

セイコーマートもありますが、オレンジ色ではなく、景観を配慮したデザインとなっています。

バスの車内もがらがらでしたが、こちらにもやはり人影がありません。平日で雨が降っているせいでしょうか。

お土産屋さんや飲食店が軒を連ねているものの、営業しているのかどうかも分からない静けさ。物音ひとつせず、まるでゴーストタウンのような観光地の姿がそこにありました。

黒岳の湯は町営の日帰り温泉施設。各ホテルでも日帰り入浴は可能で、ホテルだとレンタルのバスタオル・タオルも利用出来ます。今回は時間がそれほどないので温泉には入らず。

無料の足湯はお湯が抜かれていました。

こちらは温泉街の中心を流れ、石狩川へと注ぐ黒岳沢川。コンクリートで綺麗に整備されています。観光客向けの施設は色々とありますが、温泉街周辺では肝心の渓谷美を見ることが出来ません。
層雲峡ビジターセンター
我々が層雲峡にやって来た目的は、渓谷の自然景観や温泉ではなく、層雲峡ビジターセンターです。

大雪山国立公園の代表的な自然観察コースや、そこで見られる植物などが紹介されています。入場無料の綺麗な施設なので、休憩で立ち寄るにもいい場所です。

気温は16℃。この場所でも標高は約670mあり、地上よりは少し涼しいです。また、温泉街から大雪山・黒岳の5合目までを結ぶロープウェイ、5合目と7合目を結ぶリフトは、この天気でも運行していました。

マップには「ヒグマが目撃されました」という注意書きも。山の上に熊がいるのは驚くにあたりませんが、どうやら温泉街のすぐそばで出没したこともあるそう。外を歩くときは、一応ながら警戒しておいたほうがよさそうです。

こちらは生後1ケ月のヒグマ(はく製?)。生まれたばかりの子グマは約400gと小さく可愛らしいです。メスのヒグマは1月から2月に平均2頭の子を産み育てると紹介されています。

今では怖れられているヒグマですが、アイヌの人々は大雪山を「カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)」、ヒグマを「キムンカムイ(山の神)」と呼び、人間に肉や皮を恵む存在とみなしていたそうです。

館内はこんな感じ。それほど広くはなく、展示物も多くはありません。

そして、国立公園之印をゲット。このためにここまで来たのでした。
黒岳ロープウェイ&リフト
黒岳ロープウェイ&リフトの乗り場は、ビジターセンターのすぐ近くにあります。日本最北のロープウェイとしても知られる存在です。

ロープウェイはここ層雲峡駅から、5合目にあたる標高1,300mの黒岳駅までを、およそ7分で結びます。さらに5合目からは、標高1,520mの7合目までを繋ぐリフトに乗り換えることも可能です。

ロープウェイ&リフトのセット往復券は3,900円。ロープウェイだけでも3,000円かかります。この天気で上まで行っても、景観は楽しめそうにないので、今回は利用しません。

こちらは層雲峡駅の売店。5合目にも食堂や資料館、約30分で一周できる「5合目散策路」などが整備されており、本格的な装備がなくても、標高の高い山ならではの景観を気軽に味わえるのが魅力とされています。紅葉シーズンは特に賑わうようです。

また、層雲峡駅にはアウトドアブランド・Columbiaのショップも入っていますが、この日は臨時休業。

1階の展示スペースでは、「ヒグマ展」が開催されていました。
層雲峡温泉の歴史
温泉の発見は安政年間(1854~60年)とされており、温泉開発は1900年から始まりました。当初は発見者の名を取って塩谷温泉と呼ばれていたそうです。

温泉街の外れに神社もありますが、建てられた年代や由緒は不明。明治から大正にかけて活躍した文人・大町桂月(1869〜1925)が、作品中でこの地を「層雲峡」と紹介し、その名が世に広まっていったそうです。1958年には層雲峡小学校も開校しています(2010年に閉校)。

傘を差しながら温泉街をぐるりと1周して、層雲峡の観光は終了。滞在時間は2時間ほどで、ちょうどよい塩梅でした。13時30分発のバスに乗って、上川駅へと戻ります。

このバスは旭川駅まで行くバスですが、我々は北海道&東日本パスを利用しているので、少しでもJR線を利用した方がお得です。

そのため、上川駅からは石北本線で旭川駅へと向かいます。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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